日記 平成十九、皐月



20070531THU 緑




部屋のがじゅまるの水が涸れていてびっくりしました。まあ、吸い上げのいい。
夏の樹だこと…!
やるべきことを発見して、わくわくしています。忙しくも楽しくいきたいなあ〜
基本的にぬけているので今から色んな方々に迷惑をかけぬよう自分に喝を入れてます。やり遂げるぞ!
そして自分の中でも何か実を結ぶといいな!
最近「成長」という言葉をよく耳にするのです。
自分を成長させる。「がんばる」という言葉は使うのに大変難しいですが
みんながんばってる。だからわたしもがんばれる!
サイトはさらに、のんびりゆきます。



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20070530WED サンチョウスイガ




トップを変えました。
佐助が睡臥しているのは…角間渓谷(佐助、真田忍者修行の地/上田市真田町)のイメージです。
山頂に岩を積んでいたような覚えがあるのですが…ち、ちがったかなー
いつかいきたいです。

夕方から買出しに出ましたら、空がカッと光を放ち。
雲が覆っていたためか、目の前が一瞬真っ白になるという物凄さだったのですが、
パチンコ屋?、と思った後すぐ雷だと気づいて、
これが「核」だ、とは咄嗟に浮かばないんだなあ…と。
それって実はすごく危険なことだ、と。
時を置いてごろごろ落ちていく遠雷を聞きながら、ぼんやり思いました。
北朝鮮のテポドンが騒がれて以来、すっかり忘れていた感覚。
こうしてフラッシュバックに遭うような忘れてはいけないものが、まだたくさんある。
高速な日々の間に間に。
できることは少なくて、それならせめて、忘れないようにできたらいい。



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20070529TUE




もう五月も終盤かと思うと、本当に早かったなあという感じです。
これからもっと早く感じるようになるんだろうなあ…。今できることをやっておこう。
絵も…描きたいな!
さて、映画を観ました。夏目漱石原作の「それから」。森田芳光監督作品、主演はかの名優、松田優作。
友達と、演劇を見ているみたい、そうそう、寺山修司、なんていう話になって、
観客を選びそうなシュールさが、なかなか。でした。明治期の耽美・反逆・デカダンス。な雰囲気が、また。
やっぱり漱石は情熱の人だなあと思ったりしたのでした。
自然に生きる、かあ。
しかし松田優作は。なんだろう、淡々とした口調に潜む、あの怖さ。
(心は思索につかっているのでね…)というような感情の起伏のない演技から、
ぐっと熱い「承知してください。」なんて言葉がでてくる、
観ているこちらはどっきりどきどき。ひー、おそろしや。
精神愛(プラトニックラブ)にはとことんとんとん、弱いです。
これもひとつのファンタジィだから…かな?



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20070528MON

書こうか迷ったけれど、書こう。
松岡農水相が、「罪の肯定」を選んだ。
泣き崩れる高市沖縄・北方相。対照的に、「安倍総理の責任」と福島みずほ社民党首。そう。
償いは、命が喪われた、という情緒だけでは語れない、問題を終わらせてもいけない。
石原都知事が…。「侍だった」ですって。 …それでいいのかな。
「侍」って なんだろう。「死」って?
生きていて死を想わない人もなかなかいないと思うのだけれど
心の冷えるようなはなし、死は、甘えにもなってしまう。
甘え。とても個人的な逃げ場。政治家には、あってはならないものとすら思える。
組織にたった一人でも、生きて、立ち向かえる正義の人がいたなら。
私はそういうひとを応援したいなあ…。
人は強くない。でも、そう弱いものでも、ないよねと思ってる。思っている…
信じている。

ところで、私は「泣く」という行為はひどく個人的なものだとおもう。
私は、というか、たくさん泣くと、気づくものなのかな
それが誰かのためだとしても、ひとは、自分の感情のために泣く。
感傷と、わかっていても、それでもやはり、泣いてしまっている。まだ泣けた、よかった、とか思っている。
そのうちいつか、まだわからない何かが見えてくるのかもしれない。



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20070527SUN




更新は佐助です。
自然と共に生きてきた佐助は、その厳しさと慕わしさを知っています。
森のいのちは、そこに息づくものたちの命なのだなあ。などとおもいながら…。
もっと他の面々も描こう〜と思いつつ、ついつい佐助ばかりになってしまいます。(笑)
昨日はお友達のおうちにお邪魔していました。またもや食客となるわたし。
私信:涼ちゃん、サイト4周年おめでとうございます…!
今日は、ミツヒ嬢が東京のイベントに出られるということで、京都の地からエールを送ります…!

  消えた姫

冒頭からのあの水音は、由布姫の心の氷解を意味していたのでしょうか。
今日の時節とはうって変わって涼しげな回でありました。
しかしす、ごい姫様だ…犠牲ばかり眼についてしまう。 負の心を救うのは、難しい。
勘助がどれだけ姫様に思い入れていたかが知れました。お館様のためには非人情を徹しているからかなあ。
姫様にはあられもなく涙まで流す心の解き様、諭す姿はまるで父親のよう…。
しかし心模様が複雑すぎて、若干ついていけなかったという(苦笑)



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20070525FRI




殿。小助が瓜二つという設定です。
漫画「草むら」に一項追加しました。のったらのたのた、たのしく描いています。



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20070524THU あぢー




由利鎌、佐助。暑さにばてるゆりかまに冷茶を運ぶ佐助。佐助はしんからやさしいマルチな働き者です。
頭の中で、九度山の真田さんちは、まるごと家族のようになっています。殿を中心のぐるりたち。
ほんとうに今日は五月とは思えない暑さでした。逃げも隠れもできないほどに紫外線が降り注ぐ…。
十勇士絵を描きつつも、最近、ダヴィンチで連載していた山岸涼子さんの「舞姫 テレプシコーラ」を読んでいます。
バレエ漫画です(少女マンガの王道!)山岸涼子さんは「日出処の天子」から読み始めたのですが、
日本画のような色合のカラーと、一度読んだら忘れられない良い意味でトラウマなストーリーが大好きでした。
相変わらずお話がうまくて、はらっはらしています。



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20070523WED ぼやぼや ぼんやり。




小助。TOPは「花はどこへいった?」三好弟です 気の赴くまま変えてゆきます。
部屋の時計の電池が切れてしまって、換えないとーと思いつつ、なんとなくそのまま生活しています。
やっぱり無いと気づくのですが、電化製品はベンリですね。
ベンリなものにはすぐ、使っているつもりで、使われてしまう。
気づけばパソコンとか、ケータイとかに、自分をのっとられている。テレビはあんまり見ません。
生まれた時からそういうベンリなものに助けられてきたわけだけれど、
昔のように、ベンリなものがない時代、「自然とうまく生き合う」ような暮らしに、帰りたく思ったりもします。
姉が口癖のように、なんとはなしに「かえりたい。」とつぶやいていたのを思い出す。
どこに?家はここでしょー?と言う母。
地元が載っていた「ku:nel」をひらいてぼんやり、おもったこと。

梨木香歩「春になったら苺を摘みに」 よしもとばなな「アルゼンチンババア」読了。後者は友達からお借りました。
前者はエッセイで、梨木さん特有の、深遠な思考からとどいてくる独白みたいな文章が、よいです。
いろんな国籍の人の価値観にも触れられたり。「わかり合うこと」は、世界の大きな課題のひとつだなあ。
「アルゼンチンババア」は映画化したんですね〜。ばななさんは親近感をおぼえながら、すらっと読んでしまえます。
アルゼンチンってどんな国でしょう。曼陀羅などがでてきてびっくり。恋愛に年齢は関係なさそうです。



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20070522MON 田、植わる

昨日は、友達のお部屋で呑んだり食べたりさせていただいていました。食客です。
四国出身の友達は、ほんとうにお酒に強くて、よし、わたしもきっと飲兵衛になろう。と変な決意をいだきました。
おんなは呑めない方が可愛いなどという、そういうテライは無用さ!
お酒といえば、幸村も愛酒家だったのだそうです。
十勇士のお酒も製造されていたような覚えがあります。いつかのみたい。のませていただきたい。

昨日は二十四節気のひとつ、「小満」でした。
私はいつも便利なWikipediaをめくっているのですが、「万物が成長し、一定の大きさに達する頃」という意味合いに書かれていました。
よいですね〜。そういえば、近くの田んぼにも、はや稲がみずみずしく整然と植わっているのでした。
こうした季節の機微をひろいあげながら、ひねもすのたりのたり、過ごしたいものです。



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20070520SUN




まんがを描きました。「草むら」、小助と由利鎌の小噺です。
ろくろくねたをまとめもせず始めてしまったので、つづきは かなりのんびりになりそうです。
恐らく土日に描いたり、描かなかったりします。ああー草むらに寝ころんでそよ風に吹かれたい…
本日の大河が楽しみです。お祖父さま。わくわく。

  軍師誕生

真田幸隆、自ら身をやつして情報収集を…!十勇士のルーツここにあり!(笑)サービス精神旺盛です。
勘助、軍師とされた矢先にまた親館様に駄目を出され。
でも本当に感慨深かったと思います。どんなに長い道程だったことか。
村上義清登場でますますたのしみです。猛者然としていましたね!
平蔵お久の二人も翻弄されるなあ…。平蔵を斬ろうとする勘助。
ああ、どこまでも無私なんだなあと心に冷たいものがよぎりました
終盤、お方様に対する由布姫の声色が本当にこわかった。
何か…内面的な変化があって。自身のなかの愛憎に葛藤して…。
ここで切るのか…!というラスト。次回が見逃せません。
公式サイトに注目を一身に集める長尾景虎が現れた…!6月17日、たのしみです。



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20070519SAT




更新は、新緑のなかをのんびり歩くふたりです。
彼らは情報探りに全国で暗躍(明躍?)するのですが、
意気揚々としたイメージがあって、いいなあ〜と思います。幸村の蟄居生活を思うと…
九度山の幸村は、経済的にも精神的にも本当に苦しんだと思うのですが、
それゆえこの期間の殿をこそ描きたい…!とも思わせられます
十勇士の結束も年を経るごと固くなっていって かなり絆の深い共同体であったらよいなあとおもいます。

今個人的に読んでいる本は梨木香歩「春になったら苺を摘みに」 苺は旧漢字なのですがさすがにでませんでした…
思索に耽るエッセイです。



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20070517THU いただきもののはなし




『国宝・彦根城築城400年祭』へ行った滋賀にお住まいのお友達から
同イベントの愛すべきキャラクター「ひこにゃん」の飴ちゃんをもらったよ!
かっかわいい〜行きたい…。今年11月25日までの開催だそうです。
隣は姉から送っていただいた沖縄のおみやげ、サンバ(三板)という沖縄楽器です。
三枚の板をぱたぱた合わせて鳴らします。姉の実演を見ていただけあり鳴らしてみたくてしかたがない!
お土産ってよいですね〜。私も京都から山梨へ色々送るのですが、相手を想って贈るというのが、なかなかむずかしい
でも悩んだ分、喜んでもらえたら本当に嬉しくて。
先日は母の日に贈ったもので母から電話があり、そういっていたなあと思って、と告げたらひと刹那涙ぐまれてしまって
それに私もじいんとしてしまいました。
気持ちを伝え合うことのできる贈り物って、すばらしいです。
他にも姉からはScoLarのお洋服をたくさん戴きました。学生にはありがたい…!笑



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20070516WED




トップ絵を小さくしました。大きい絵を置くとどうにも落ち着かない小心者です
将来はトップ絵のないサイトになっているかもしれない…。
上の画像は望月まんがのきれはしです。頭に妄想があると描きだすのですが、結構実を結びません。
台詞だけ書き出して満足してしまったり…。(笑)
望月は事故で火傷を負い、いつも面をつけているという設定です。
女面は…ウーンと最近思っています。変な抵抗が…「蝉丸」の面が麗しくて、いつか望六につけてみたいと思っています。

会津若松の事件について
甘ったれるな、と言ってやりたい。どのニュースを見ても腹の立つ。どうして大人が叱らない。
犯罪心理だとかどうでもいい 彼が求めているのは理解じゃない。
そりゃ中高生のときは社会や自分に 幻滅しますよ
けれど彼の世界は自分の殻であって
人の幸福と 命を 如何とする権利はありませんよ。
もう少し自分と戦って時を経たら 見えてくるものっていっぱいあるはず。
教えてくれないと学校のせいにするな。自分で学ばなきゃ意味がないんだって。
がんばれば傷は大きくても少しは生きやすくなったのだから。これから、がんばれ。と思う。



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20070515TUE




五月の緑がうつくしいです。
私は自然から隔たったところへは住めないと思う。本当に…
本当に山の子です。山の子ゆえに、PNの「黒磯」には海へのあこがれも入っています。
あとは、沖田さん(新選組)にあやかり、海にまつわる字をさがして。そうそうそうだった…
柴錬の小説では、佐助が山々の連なりを眺めて、ずっとそうしているのが好きであった。というくだりがあって
読みながら情景がうかばれてくるようで、いいなあと思いました。
私も自然の中でのんびりとしたい。京都に居るというだけでも、気持ちは十分のんびりですが(笑)
九度山生活の幸村は、土を相手に生きていたふしがあって。どんな心境だったんだろう、とよく思い馳せます。



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20070514MON 岩清水



京都の新緑に溶け込みたい。下賀茂神社へいきたい…!

また読書記録なのですが、先日読み終えた梨木香歩の「家守綺譚」について。
読み進めながら、なんだか読んだことが…と思い、ふと漱石の「草枕」が浮かばれました。
俳諧的たのしみ。のある文章なのです。また、芸術に生きる古きよき文士像も健在で、
あーだめだ、影ある人にときめくな…などと、思っていました。高堂氏が、とても、よいです。
続いて「エンジェル エンジェル エンジェル」読了。
相変わらず闇の描き方が、壮絶。梨木作品はいつも心を育てているとか、鍛えているという読感がある。
また歴史小説も紐解こう〜。そういえば、09'大河の火坂氏は幸村と十勇士ものばかり追っていた…。




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20070513SUN




真田幸村、竹林院、大助ファミリー。今日は母の日ですね。
大谷吉継の娘で、正室の竹林院はやさしく強い母。温和で笑顔を絶やさないひと、というイメージだなあ…。
絵のやや子大助はパパにキックしてます 元気元気。


  呪いの笛

亀治郎さんがカブいています。所作に型があって、魅せどころをおさえているような演技。
そして高坂、問題発言。(笑)御方様の呪いでは、って。貴方の呪いではないのですね?ってこれこそ問題発言だ
信濃へ動き始めました。次回予告で、山伏に身をやつされた真田幸隆が…。おじいちゃんから眼が離せません。



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20070512SAT 双忍




真田家に仕えた当初の才蔵には毛皮を羽織らせています。
共に行動することの多い佐助は、時折異国の言葉をこぼされて眉間に皺を寄せることに。

休日はたっぷり絵を描くのですが、サイトにはあまり上げていません(ご免なさい)
歴史を学びながら、あれこれと思いをめぐらせています。
最近読書が日課になっています。梨木香歩の「家守綺譚」読了。
明治文士(主人公)の手によって追われる、情緒ゆたかな日本の四季。
鬼も河童も出てきます。ごく自然な存在として。そこにハッとさせられたので、また何か忘れていたなと思いました。
忘れていた何か、とはなんでしょう。
日本人とはなにか、というのと、よく似ている。
私にとって歴史を学ぶことはそれを知る方法で、
自分の礎を知るほどに、大切なことを忘れていってしまう世の中を、
「悪い」社会や「悪い」時代のせいにはできないな、と思ったりします。
社会や時代が、悪いのではないから。
歴史が好きだ、というのは、だからもちろん今も好きだ、というも同じと思いたい。
想いはいつも、理想の域を出ないけれど。



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20070511FRI 海野六郎




更新TOPは、当方の軍師(と勘助を意識 笑)・海野六郎です。
滋野一党宗家の流れを汲む、名門出自の参謀。位も、気位も高い御仁。
それも高慢、というよりは、非の打ち所があって堪るか、という自信からくるもので
「俺が、“ 海野 ”だ。」という… もうそんなところが。
頭脳明晰で、十勇士の中では常に「鶴の一声」の人です。
背の紋は有名な「六連銭」ではなく「雁金」なのですが、雁が幸福を運ぶ鳥だそうなので、縁起をかつぎ。
この紋処が眼にはいらぬか、と(違うお方です。)
海六にはどうしても扇子が欠かせません。

当初設定のこれ…「女癖が悪い。」って…こんな御仁に何を妄想していたのか。昔の自分に戻りたい(笑)



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20070510THU




勇まし顔の十蔵 表情は、興福寺の阿修羅像がモデル…だったんだけどなあ。
火縄銃の名手としての彼は、火薬職人の望月とよく交流しています。
二人で武器開発に取り組みますが、真田庵の慎ましやかな生活のなかでは難儀そう…。などと妄想。

最近Exelで、生活日記を付け始めました。今日で3日目です。つ、続けるぞ。
読書などの習慣をメモしています。なにかしら実を結ぶといいな〜。




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20070509WED 初夏




あ、暑かった…心底ばてた…
海の男・根津 彼の季節もすぐそこに。
先日書店で「真田一族のふるさと」(信濃毎日新聞社)を見つけました。
柴崎高陽氏の写真で真田家ゆかりの地が紹介されています。ふんふん
小松姫(信之の正室)に惚れ惚れ…。巴御前を彷彿とさせます…。

うふ。すてきサイトさま訪問、倖せいっぱいです…!



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20070508TUE Tell me.




梨木香歩の、「裏庭」読了。
感動に次ぐ感動。読んで良かったなああ、とおもいました。
ひとりの少女の冒険ファンタジーなのですが、巡り巡って全てが繋がり意味を持つ、というのと
語るべき主題がたくさん盛り込まれているのは、梨木児童文学ならではです。
この作品も例にもれず深く考えさせられますが、なかでも印象的だったのは
『人はどんなに傷ついても、満身創痍であってもその傷ごと生きていかなければならない。
ちまたにあふれる安易な「癒し」を手にして薄い嘘っぱちの自分を生きるよりは。』
ということをうったえている節。心に刻まれるものでありました。
メッセージの受け取り方は読み人様々と思うので、これを勧めていろんな人の感想を聴きたいなあ…。
児童文学ファンタジー大賞受賞作品。構成も面白く、ラストにじんときます。
自分探しの旅の一冊に、いかがでしょうか。

梨木香歩作品を強化習慣のように読み通しています。
どこに惹かれているんだろう?と考えたのですが、描写は緻密と言うよりも感覚的で、
それが私にとっては言足らず、というよりはひどく感情や言語化できない意識的なところにうったえているように思われ
その感性の表現を好んでいるのだと思います。思えば私も絵を描くときは感覚的だなあと行き当たったりして。(笑)
今読み進めているのは、「家守綺譚」。こちらもおもしろいです。



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20070507MON  祥月命日




慶長二十年の今日は、真田信繁の命日です。
とともに、世に聞く大阪夏の陣が起こっていたのですね。(西暦では、1615年の6月3日になるそうです。)
幸村の本名「信繁」は、あの武田信玄の弟・武田信繁にあやかっているのを最近知って驚きました。
忠義の弟の称号のようだなあ…。



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20070506SUN 立夏




今日は二十四節気のひとつ、「立夏」です。
どうりで陽気が夏っぽくなってきたわけだ!蛙もこの時季、鳴き始めるのだそう。
あまり出かけたりなどはしませんでしたが、良い連休でありました〜
ゆるゆるスロウに日を暮らすのが好きで、願ったり叶ったりの日々でした。
食事のほかは、寝たり家事したりまた寝たり…(笑)
本も読み進めることができました。今は梨木香歩の「裏庭」を読んでいます。
絵もたくさん描けました。らららん。
これからゼミ冊子の表紙絵を描きます。なにをかこうか…終わる頃たぶん大河が始まるな…。

  生か死か

大河. 由布姫に笑顔が!
どういう風に武田へ心を組していくのだろうと思っていたのですが、姫の
「斬られにまいられた」「私だけ無傷の訳にはまいりますまい」に不思議と納得させられました。
神事を請け負っていた姫は、組織の政にも疎くはなかったはず。
自分が生き残ることが武田、そして諏訪にどう意味していくのかを知っての言葉だなあと思いました。
本当に聡明な姫です。来週はなにやら修羅場が…?三条夫人!



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20070505 端午




行きたい気持ちだけ送ります。(笑)
九度山町は町の花が牡丹なのだそうです。上田市真田町とは、姉妹都市だったのですね〜
善名称院、真田庵。父昌幸と幸村が14年閑居したお屋敷です。



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20070504FRI




影武者小助。五月は端午の節句ですね。強い子になりましょう。
五月の花、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分けがつきません。
菖蒲は、漢方医な小助なら薬として知識を持っているはずです。
GWはお絵かきで終わりそう。(笑) 明日は真田まつりの武者行列。九度山や〜い。

「戦国search」様に新しく「真田十勇士」がカテゴライズされていました。
早速登録をさせていただきました。有難うございます!
ますます真田十勇士を好きになって創作される方に巡り会っていきたいです〜。
極度のろむ子ですが…。(こっそりラビンユー。)当サイトも、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。



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20070503THI 更新

絵巻物に「山海」 根津はセンチメンタリストだといい。
由利鎌の呼ばれ方で迷った…結構悪たれついて仲良しなのでこうしておきます。
今日から九度山で真田のまつりがっ おまつりがっっ

今気になっている版権は、花の24年組作品であったりします。
というか24年組(と後続の少女漫画家たち)が気になります 今なお強い存在感.
年を重ねて感性が変わってきたのでしょうか
昔の少女漫画って、あれです もんのすごい、文学性が
萩尾望都と大島弓子、山岸涼子に岩館真理子はよく読みました、よいです…。



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20070502WED 日本の女性は素晴らしい。




今日、テレビで聞いた「パークは永遠に完成しない」という言葉が頭に残っています。
ある大型遊園地について言ったものだったのですが。
成長し続けなければ生きていけない、いきもののありかたというか
何というか 真理をついているなあ…。といたく感動したのでありました。
連休は混むだろうなあ、ネズミの国!
最近将来について考えることが多くなりました。学生も折り返しの立場的に自然となのですが、
女性って家庭を選ぶにしろ仕事を選ぶにしろ悲哀がつきまといますよね…
もちろん女性に限定するのは語弊があるかもしれないけれど…。
相当強くないと、どちらの道も選びがたいななんてことを、考えたりします。
家庭は仕事との両立とか子どもの教育の難しさとか、
仕事は男社会にくい込みながらも結婚を選ばないことで余計な評価がついてまわったりとか。
それでも踏ん張れれば言うことないのですが、どこかで折れるんじゃないかと不安に駆られる自分もいて…
別段完璧主義でも特別スキルがあるわけでもないので折れたっていいジャンなどとも思いますが…(と、くさる。笑)
くさったところで世の中何かと物入りですし。
何かで救われないとやってけないだろうなーと…
で、私はその何かが絵を描くという好きなことであって、倖せだな…と思ってみたりします。
まだまだこういうこと考えてもしょうがないなあと思いながらも…。
結論はタイトルのようなことです。笑

とこうして考えてしんどくなっているところで、隣の住人さんが歌を歌いだしてちょっと癒されてきた。
私は一人の部屋で歌も歌えません。気が小さくて、一回のときは電話さえ外でしていた。
最近部屋の冷蔵庫にもたれて机に向かっているのですが、(熱のあるときそうしてぼーっとしていた)
なんなんだ、この安心感は。ちょっと自分を淋しく思いながらも、よしもとばななの「キッチン」的安らぎと定義づけました。
友達が冬に「炬燵があれば、彼氏なんていらん!」と言っていたのが思い出された。
女は、物言わぬものが、ときたま愛しい。(疲れてるな…笑)
今日学校で、私は顔的に五月か六月生まれのようだ、と言われました。
か、顔的にってなに?むしろ、そうありたかったと思いました。そんな夏の苦手な七月生まれ。

そうそう、キャンパスで「昨日俺んちのじいちゃんが死んでさ」「えっ、まじで」という会話を拾い聞きして
それがあまりにさらっと耳に入ってきたので ずっと残ってる。
教授のお父さんの闘病の話を聞いて、死ぬのにもお金が掛かるんです、
コイズミさんにも苦しんでもらわないと、という本音トークを聞いていたせいかもしれない。
繊細で心の琴線に触れてくる良い作品を読んでいるときは、とかく感傷的になりがちです。
リアルから遠いけど、まあ今はね。と冷静に立ち戻ったりして。
坊ちゃんを笑う日本人を漱石は嗤ったけれど、私も嗤われる人間になっていくんだな…。
きっとそれでも、綺麗事といわれるような純粋なものは相変わらず信じ続けるでしょう。息詰まるような閉塞感の中ではあるけれども。
正義を想ってきたこの国の歴史もちゃんとね。
なご〜なりました。(笑)



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20070501TUE 強風




筧十蔵。五月になりました。登校日でしたが、本当に風の強い日だった…。
先日の「からくりからくさ」に引き続き、梨木香歩の「りかさん」読了。
面白かった…。お人形遊びが大好きだった、という方にぜひ読んでいただきたいです。
これから人形への見方が変わりそう。
「からくり〜」の続編が書き下ろされていて、こちらは…
恐らくは女性にだけ、共感も敬遠も許されるような深みが描かれている、という風。
いったいどういう風なのでしょうか。
言葉に尽くしがたいものを、曖昧模糊としながらも枠どってそれと表現していく筆致に魅せられています。
読むと優しい、けれどすこし内的に傷つきやすく外的に傷つけそうな、危うい諸刃の感情、を抱かせる不思議さ。

微熱があるせいか、ずっとぼおー…としています。
いろいろ上手くいかない日でした。それでも帰路、新緑の圧倒的なうつくしさに目を奪われて
春を心強く思いました。



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